- 浮気発覚後、持った最初で最後の話し合いはむなしくおわった。 ぼそぼそと夫は言った。浮気の原因は私のせいだと。
話し合いなしで離婚届提出をせかす夫に離婚条件4つ
1.共有財産からの旅行などで浪費した金額○○万円を返還する。
毎年2度の海外旅行1回につき2週間ほど、毎年50万円程度の旅行額 10年分。 中国の仕事と称し 愛人同伴で台湾、香港、オーストラリア、ダーウィン、など周遊旅行、交際費、週末のホテル代金を含む
2.娘二人に一定額を生前贈与する。
財産が相手側に渡る前に、夫婦二人が公平に娘たちに同額各○○○万円ずつ贈与する。
現在カバ男は愛人同伴海外旅行、毎週末の宿泊で多額を支出しているため財産を喪失する可能性が高い。
また再婚相手にすべて相続させることもできるため、現時点において贈与を行う。
3. マンションを私の名義にする。
現時点のマンション査定額と私が結婚前の貯蓄から支払った購入時の頭金が同額である。
リフォーム代金は私の母親から娘への成人祝い金で賄った。その時、夫は資金面だけではなく、家具の移動さえも手を貸さなかった。自宅にいても、職人に挨拶一つもなく、部屋に隠れていた。
4.厚生年金を50パーセントで分割する
結婚後、 私のパートの賃金も家計の足しにしてきた。一切、子供の面倒、家事を手伝うこともなく、自分の趣味に支出してきた夫。
年金分割は妥当だ。
夫は、4.に関しては調べる時間がほしいと言い、
1を拒否した。
マンションだけでいいんじゃない?
とのたまう夫にしっかり説明をして差し上げた。 夫婦の収入は共同財産であり、ひとり旅と称し同伴旅行で多額を消費した責任を取るよう主張した。証拠もあるよ。
その後、条件123は認めた。
1 2 3 の条件を承諾したと言うメールを当日中に送ることを約束させて各自の部屋へ解散。
話し合いが終わった。自分を見失った。こんなにも怒りを溜めこんでいたなんて。
いつのまにか大声になっていた。隣の部屋で寝ている小さな孫が目を覚まさなくてよかった。
惨めさとむなしさが残った。 しかし、なんとまあ、あっさり承諾したもんだ。決め手は、相手の人と会って直接話したいと言ったからかも。
ところがどっこい、翌朝届いているはずのメールが無かった。
約束した”離婚条件を承知したというメール”をよこさなかった夫
翌朝、スマホ片手に夫に詰め寄った。
一体なんのための話し合いだったの?
承諾したと言ったにもかかわらず、その証拠としてのメールをよこさないとは。
仙台に旅立つ朝 もちろん同伴旅行に違いない。支度をしている夫の部屋のドアの前で仁王立ち。
"承諾した"と言うメールを送らないなら、一歩も外へは出さないぞ。と気迫で部屋のドアを立ちふさいだ。 時間が迫る。
結局、だれかさんと仙台旅行に行きたいがため その場で離婚条件承諾のメールをしぶしぶ送った。
He agreed the conditions with unwillingly
(しぶしぶその条件を飲むしか方法はなかった)
ペン子(私)に○○○万、○○江(長女)に○○○万、
○○美(次女)に○○○万、マンションを、ペン子(私)に譲渡いたします。
おっと、娘のなまえの漢字間違ってますよ。我が子のなまえ...
そう言えば、昔、家族ハワイ旅行の申し込み書にも同じように間違えて記入して、予約取り消しになるところだったよね。
すべてが適当な夫
しかし、娘と初孫が遠方から帰省している時に不倫旅行に出かけるとは大した度胸だこと。
話し合いの翌日にはとんずらですよ。すでに予定してた旅行をキャンセルしたくはないよね。年末旅行のように。
せこい人だから
どうぞどうぞお構いなく。とっととお出かけ下さいまし。
離婚条件の承諾さえ得られたってことで最初の一歩を大きく踏み出せたから。
しかし、安心するのは早すぎた。信じてはいけなかったのだ。このメール、この人を。
この後、長い結婚生活で知らされなかったことが次々と明らかになっていった。
離婚への長い険しい道が続くとは。。。