9. くつがえされた離婚条件
2018.2.8
話し合いの翌朝、渋々ながらも離婚条件のひとつ、娘二人に生前分与をすることを夫は承諾したという証拠としてメールを送った。
昨夜送る約束であったが。
善は急げ! 早速、次女に振り込み先銀行口座番号を夫に知らせるように伝えた。
娘からのメールに驚愕した。
次女が父親とのメールのコピーを送ってきたのだ。
振込先の銀行口座です。○○銀行○○支店 口座番号○○○○
再婚したらね。でも再婚しないです。
再婚した場合は振り込むよ。でも再婚しないから生前分与はしないよってことだ。
離婚後、再婚したかどうかなど知る余地もない。
またもや不倫旅行で練り上げた作戦なのか。
怒り爆発
It was a torrential anger. (怒涛のごとき怒りが湧いてきた)
torremtial-猛烈な/急流のような
初めから譲渡する気などなかったのだ。だまされた。
『いったい何のためにあの話し合いを持ったの?』
『承諾したと言うメールはうそじゃない。』
怒りで狂いそうに叫ぶ私の目の前で、夫は(再婚時)を付け加えて、改めてメールを送信した。ひょうひょうと、これなら文句ないでしょと言いたげに
ペン子(私)に○○○万
○○子(長女)に○○○万(再婚時)
○○子(次女)に○○○万)(再婚時)
マンションを○○子(私)に譲渡いたします。
離婚条件に勝手に(再婚時)と書き加えた夫
再婚の意志がないことを示しておきながら、(再婚時)を付け加えた。
それは、承諾したとみせかけた 不承諾だ
娘たちへの生前贈与は無効だという意味になる。
My head went blank. (頭の中が真っ白になった。)
すぐさま問いただした。
『なぜ、離婚条件に承諾したというメールをしたの?譲渡する気がないのに!』
夫の返事は
『承諾したというメールをするようにせまったから』
His answer was a bitter pill for me. (耐え難い返答だった)
bitter pill-苦い薬
証拠が残らない 口約束で済むとでも思っていたのだろうか。
同伴で仙台旅行へ出かけたいがために、承諾したというメールをとりあえず送り、私を納得させておいて、しめしめ上手くだましたぞ。そして旅行にでかけた。汚いトリック。
時を見て”再婚時”を書く加えたメールを送ればいいし。と言うあつかましさ。人を馬鹿にしている。
まるで詐欺だ!
裁判だ! そして、夫は裁判に同意した。
こんな人だったんだ。こんな人が夫なんだ。
he really let me down. (心底、失望した)
もう話しにならない。話し合いをしても逃げられるだけ。無意味。
骨折り損のくたびれ儲けとはまさにこのことだ。
協議離婚を望んでいたが、もうこうなっては裁判をするしか方法はない。
今すぐにでも別れたい。でも、離婚条件は撤回したくはない。戦う。