ちっこい文鳥のチーちゃんは、酷いMペットショップにいた。小鳥の生体は2羽のみで、ケージやら餌やら付属品のための飾り物みたい。ちーちゃんに関しては、ずさんな管理だった。すでに栄養失調で脚気になっていたから。
小鳥なんて利益にならないからね。
先代の文鳥を購入した別のHペットショップの前を通りかかったので寄ってみた。
改装して店内はかなりおしゃれにディスプレイされていた。ペットも、餌も、アクセサリーも。
以前は見かけなかったけど、フェレット、ハリネズミ、モモンガからトカゲ、蛇にいたるまで豪華絢爛。
はたして、ペットにすべきなのか、飼育できるのか疑問に思ったが、管理はしっかりしているように見えた。
10年前、購入したとき、
”くちばしも上下そろってますね。脚もしっかりしてますね。確認してください。では、動物を捨てたりしませんという用紙に署名してください。”
このショップでは、病気や奇形の子は販売しない。では、そのような子はどうなるのだろう。
ちーちゃんの脚は生まれつき奇形だけど、ちーちゃんに出会えて最高にハッピー。
奇形とわからないヒナの状態で、すでに脚気を発症していたことも隠して、
”小鳥は返品できません”
の用紙にサインするように言われ、そそくさと渡された。差しエサの様子を見たいとあらかじめ電話しておいたのに拒否された。
そんな劣悪なMペットショップに感謝しかない。ちーちゃんを私に与えてくれてありがとう。
でも、こんな酷い扱いはもうやめてほしい。障害をもつ動物だって取り扱って構わないから。もっとみんなが優しくなってほしい。
血統書ってなに?
どんな価値があるの?
動物って商品?
生き物なんだから、命なんだからね。