離婚条件のひとつが満たされたので、領収書代わりにメール👇を夫に送っておいた。
"旅行浪費代金(愛人同伴も含む)の返却を確認いたしました。2017年2月27日”
家族旅行でノウハウを学び、同伴旅行でそれを生かす夫
なぜケチの夫が要求した全額を受け入れたのは、全ての旅行が同伴だったからかも。
一人で海外を自由に旅行ができるまで成長したと思いきや、なんとまあ、お助けgirlがご一緒でしたのね。納得。
It began with a family trip
夫の海外旅行の原点は家族旅行からはじまった。その原点を遡ってみた。すると今の夫の言動、行動がすでにこの頃から芽生えていたことに気付かされた。
Everything happens for a reason(すべての出来事に意味を持っている)
子供が幼稚園児になると、海外に足を伸ばすようになった。当初は、私が旅行の手配を全て担っていたが、タイ旅行の手続きを夫に任せた。
旅行の予約を経験
夫は娘の名前の漢字一字を間違えて記入していた。こんなミスあり得ますか?あるんです。今だに間違えてますから。
旅行会社から送られてきた用紙を確認してよかった。すぐさま飛行機をキャンセルして予約を正しい名前で取り直してもらった。
ずぼらなんだから。。。
タイの小さな島へ
バンコックで乗り換え。
ハイビスカスが描かれたタイ航空を指さしてつき進む夫。
搭乗券はBAと書かれてあるよ。Thai Air ならTAじゃないの?
夫は、トンチンカンな返答をよこした。
国際線と国内線は表記は違うんだ。
誤りは認めない意地っ張り
インフォメーションで搭乗券を見せると、その島へはバンコックエア(BA)しか飛んでません。と言われ、回れ右。
夫が作成したタイトなスケジュール表を渡された。
しかし そこに記されていたのは、単なる夫の希望だった。”この時間にチェックアウトしたいなぁ”みたいな。
It was just an outline of the plan. (それはただの青写真にすぎなかった)
チェックインアウトの時間は勝手に決められないのよ。事前に希望の時間を連絡し確かめなくちゃ。
ホテルには連絡も何も入れてなかったのだ。つまり出来なかったのだ。日本語では。宿泊日数も不足していた。
だから、ホテルの部屋を追い出されちゃったよ。そりゃ当然でしょ。
なぜ事前にひとこと言ってくれないんだろう。『これでいいかな?』って。
この頃はいい関係だったはずなのに。
独断且つ未確認
アナウンス中に話しかけてくる
listening 苦手なんだから静かにしてよ。飛行機のところまであのバスに乗るように言ってたよね。
セカセカするな。
と座ってくつろぐ夫を残して、子供の手をひいてバスに乗った。そのバスを降りて飛行機に乗り込むやいやな、すーっと飛び立った。この飛行機に乗り遅れていたら、全ての予定がとんでもないことになっていたはず。
夫はちゃっかりと後ろについてきていた。
結局は人に頼るでしょ
ロスアンジェルスは夫が、ラスベガスとグランドキャニオンは私が担当した。
広いLA空港で
乗り換え方法をインフォメーションで尋ねようと言う私を置いて夫はスタスタと行ってしまう。
子供たちはトイレに行きたいと言っているのに。
呼んでも聞く耳を持ってなかった。無視。
走って追いかけたが、夫は乗り換えるはずが空港の出口から出てしまっていた。
EXITここからは再び戻れません。
この”EXIT”が目に入らぬか。
日本を発つ時、搭乗手続きでの係員からのLAの乗り換えの説明をぴしゃりと遮ったのだ。
行ったことあるからわかってます。
それは何度も行ったことのある人が言うセリフでしょ。
いいカッコしいしてどうなるの
LAのダウンタウンホテルまで
治安の良くない所でさえ、夫は私たちを振り帰らずに脇目も触れず、ただ前に進む。
競走馬のごとく、まっすぐ前を見据える。
子供の足取りも気に留めずどんどん進む。ごろごろスーツケースを引きながら、距離は広がっていく。
そして信号をひとりで渡り切り、夫の姿が消えた。
通り過ぎるところだったよ。そこが宿泊するホテルだと教えてよ。この頃はケータイもない時代でした。
前しか見えない、まわりが見えない
娘たちの前で恥をかきたくないから英語を使わない、変なプライドは捨ててください。
いかにも”俺について来い”を見せつけるけど、異国にいる、それだけでいっぱいいっぱい。
協力して、力を合わせて、楽しい旅行にしたかったのに。
意地とプライドで空回り
LAの街を歩く
これ以上行き当たりばったりで行動するのは危険。この人は子供たちを守る余裕もない。更にハリウッドまで足を伸ばすという夫と別れ子供と地下鉄で日が暮れる前にホテルに戻った。
フロントでレストランのデリバリーに注文の電話を入れてもらって、部屋で夕食を済ませた。夜、外に出るのは危険だと感じたから。
夫は夜遅くホテルに徒歩でたどり着いた。殺されていなかった。
弱みを見せないために虚勢を張る
レンタカーで
夫がこっそりホテルのフロントへ行って、レストランの情報を得てきた。でかしたぞ。
ここから近いから、レンタカーはを使わずに歩いて行けばいいってさ。
ならばと歩いてそのレストランへ行った。辺りは人っ子一人いない。真っ暗。
誰もいないから安全なんだ
帰ってから、そのフロントで確かめると
”歩いていける距離だが、安全のため、車で行くように”
と夫に告げたと言う。
残念ながら当てにならない
その後、夫抜きで行ったハワイで旅行の醍醐味を知ってしまった。
娘たちと、行きたいところへ行き、、食べたいものを食べ、疲れたときは眠り、プールもバルコニーもないハワイのチープなホテル。これこそ旅だ。
雑誌に掲載されているレストラン、有名な観光地を求める夫とは違う旅。
と言う訳で、それ以来夫は一人で旅行するようになった。と信じていた。
夫の年賀状は旅行の写真を喜々と埋め込んだ。新年のご挨拶に洞窟の積み重なるドクロ💀はいかがなものでしょうか。と言ってはみたが、
人の意見なんぞ聞く気もない
旅行自慢の為の年賀状ですから。
やがて、facebookの投稿のための旅行になった。私はお友達ではないのでその写真は知りませんが。
その為かなりの無理もしていた。
ヒマラヤ登山でひどい目にあったようだ。素人が行くところではないよね。
疲労でふらふらで帰国した夫を駅まで迎えに行った。とても臭かったです。
車の窓を全開にして、さらに首をできるだけ出して運転した。それでも窒息しそうだった。
飛行機の隣席の方に心からお詫びを申し上げます。
全く人の迷惑なんて頭にないからね
しかし、夫の両親に語る旅土産は大げさを超えて嘘まで含まれていた。
この様に夫は海外旅行旅行初心者からエスカレートしていき、旅行が自慢の種となり、私の実家まで海外からの絵葉書が届いた。
嘘をついてでもアピールだけは忘れないよ
英雄気取りでひとりで世界制覇に出かけてたのに、
それが愛人と一緒だったとは。
そして、その旅行で使い込んだ金額を妻に要求されたとは、親に言えるわけないよね。
その要求された金額をなんと言って親から出させたのだろう。
私が悪者になっているのは間違いないけど、
家族旅行費は私のパートで賄っていたこと忘れてない?
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